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「ふくらむのは私」

執筆者の写真: Yoshiko KakudaYoshiko Kakuda

先日のセッションのお客さまは、ゆったりセラピー基礎講座の生徒さんでした。

タッチを終えたくつろいだお顔で嬉しそうにお話しくださったことが、なんだか私も嬉しくて、すごく大事だと感じて、マニアックかもしれないけど、書いておきたくなりました。


「ふくらんだ感じがします。体もだけど、気持ちも。

ぎゅーっと縮んでたんだなぁというのがよくわかりました。

そして、この《ふくらむ》って、自分から!なんですね。

今まで《返し》って、触れる人が寄りかかった分だけ返ってくる、って思ってたんですが、違うんですねぇ。ふくらむ動きは、受けてる人のからだから生まれてるんですねぇ。」


微妙な微細な違いだけれど、それってとても大切だと思う。

タッチを受けて緩むというのは、どこまでも、受けてくださる方のちから。

「ゆったりセラピー」は、地球の重力を伝える寄りかかりを使って触れていくわけだけど、寄りかかることで、緩むわけではないんですね。


ただスポンジが元に戻るように、圧をかけて、解放するからその分緩むということではなくて、

寄りかかりの圧はあくまでもきっかけ、誘い水、呼びかけ。


圧が解放される外向きの動きが、受け手のからだにサインを送って、縮んでいたからだ、眠っていたからだが、本来の動きを取り戻す、思い出す。ゆったりとやわらかな有り様に向かって再び動き始める。


そして、それをただパッと解放するのではなくて、決して邪魔はしないタッチを続けながら、寄り添いながら、それについていく。そうすることで、受けている人は、その動きがより明確に感じられるのだと思うのです。


自分のからだに、ふくらんでいく、いきいきとした状態に自ら向かっていく力があるという感覚は、素敵なことだと思う。そしてその感覚が自然治癒力、自己回復力に繋がっていったりするのでは。


セッションは、こうした受け手のおからだの声との対話。

基礎講座は、こんなことが伝わったらなぁとあれこれ言葉を探したり、試してもらったり、の時間です。



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